ディトックスという言葉が巷で数年前はやった。detoxification というのが、正式な言葉で、略してdetox。toxというのは、毒という意味で、deがついて解毒。deというのは、やりなおすとか、取り除くとかそんな意味がある。
この detox/ディトックス、大切だと思う。人間はいつのまにか毒を溜め込む。現代では、いろいろなものが汚染されているから、特に毒は溜まりやすい。水から、食べ物から、空気から、そして日々の生活の中でこころに毒が溜まる。嫌な言葉を聞いたり、悲しいニュースを聞いたり・・それだけじゃなくって、満員電車に揺られたり、仕事場での矛盾や、人のこころない言葉に、知らない間に毒が溜まって行く。
ところで、わたしは土曜の午後はダンスの練習をすることが多い。昨日もした。穏やかに晴れ渡る気持ちの良い日で、ストレッチをゆっくりして、公園を走り、それからたっぷり踊った。ストレッチをし始めたとたんに「あ〜、わたしは幸せ者だ〜〜〜」としみじみ思った。ストレッチをするたびに感動する。家でやっていても、声を出して「あ〜幸せ。神さまありがとう!」とひとりで言ってしまう。
固まった細胞と筋と筋肉がじわ〜〜っと伸びる。縮んでいた肉体だけではなく、こころもゆっくりとほぐれて行く。そして、体とこころが目を覚ます。同時に、どれだけ哀しみや辛さが自分の中にたった数日だけでも溜まっていたかが分る。昨日は深呼吸をして、深いところに埋もれた固くなったこころを解き放ち、春の陽気を吸い込んだ。近所の公民館で練習はやっているので、縁側のような日だまりでストレッチをする。公民館の裏はうっそうとした庭なので、木々のエネルギ−も入って来る。極上の幸せである。
ゆるゆるの幸せの中、改めて思った。
毎日、朝から晩まで働き、子どもの面倒を見、イヤなニュースをいっぱい聞き、雑音を聞き、太陽のひかりもほとんど浴びず、風の匂いもかがず・・・現代人は生きている。
岩盤浴や絶食など、お金がかかったり難しいことをしなくてもできる。ディトックスは定期的にしたほうがいい。瞑想したり(頭のディトックス)、お風呂に入ったり(汗を流して、汚れも流して、嫌なことを水に流す)、深呼吸したり(体や神経を穏やかにする)、愛する人と抱き合ったり(魂のディトックス♡)・・・ストレッチをして、桜の木の下を走り、ダンスを踊ったら・・みんな、幸せになる。きっと笑顔でいっぱいになる。
そう、しみじみ思った土曜の午後だった。

高架下をくぐると公園がある。季節によって、飛び込んで来る色が違う。今は桜色。

背中に赤ちゃんをくくりつけて桜の下でお食事。アジアチックで最高。

観戦中のおじさん。自転車に乗った感じがイイ。昭和の少年の背中だ。






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