今、家の最寄り駅にいます。あと3分くらいで電車が到着するのを待っているところです。これから千葉の田舎のほうに行きます。ずっと憧れている地です。成田に向かう電車から見える田園風景はわたしの憧れなのです。
今日は、奇しくも満月。しかも、牡牛座です。アメリカではハローウイーンが行われています。(時差があるので、ちょうど今日のお昼くらい)ハローウイーンは、「ムコウ側」の世界と「コチラ側」の世界の壁が薄くなるとき。ムコウ側の「存在」が姿を現します。パレードでぞろぞろ歩いている仮装しているひとたちは、ムコウ側の存在なのです。心理学でいえば、深層心理。封じ込めていた気持ちや、亡霊たちが浮上してくるのです。闇をぬって・・・。今日は満月ですから、それが、月明かりのしたに照らし出されます。
牡牛座は、ほかの星座と同じようにいろいろを現しますが、その中でも代表的なのが「欲望」そして「快楽」。とくに、目に見える、形に現れる、肉体的な欲望と快楽です。セックス、お金、地位、名誉などなど。牡牛座の奥さんとセックスレスになると浮気をするから気をつけなさい、と言われるほど、牡牛座のひとは肉体的快楽が大切だといわれています。あら、わたしは牡牛座だけれどそんなことないわ、という人もいるかもしれませんが、太陽だけでははかれません。もしかすると、土星が上にかぶさっていて、その欲望を押さえつけているかもしれません。そんなひとは、こんな夜は気をつけなくてはなりません。闇に隠していたものが出てくるかもしれません。それがどんな形であるかは、ハローウイーンの仮装のように、ひとそれぞれで、予想はつかないのです。
牡牛座の影響が逆に出る人もあります。例えば、欲望と快楽の裏は、嫉妬や執着です。これらも牡牛座を現します。快楽的、享楽的な半生を送った仏陀は牡牛座でしたが、自分の執着心を捨てたいと思ったのも、それが強かったからかもしれません。また、わたしの好きな仏教家の南直哉さんも牡牛座ですが、子供の頃から、母親を喪うことを考えただけで不安になり、大変だったとおっしゃってましたが、自分の強い欲望とそれに裏打ちされた執着心があまりにも大変で、それを捨てるために、宗教の道にはいってしまうというケースは牡牛座にはあります。また、ほかの星の位置や関係性によって、現れ方はひと様々です。太陽は違う星座でも、ほかの惑星が牡牛座に入っていると、牡牛座の傾向が出ることがあります。
わたしは、あまり牡牛座の力を持たない星回りの人間で、しかも水瓶座の惑星が多く、あまり快楽を追求するタイプではありません。けれど、なにがわたしにとって「快」で、なにが「不快」なのかはあります。自分の快を知り、それをきちんと満たすことが大切だろう。この満月が近づいていたせいか、実家に戻って、あまりにも環境がよくて気持ちよかったせいか、自分の快について考えるようになりました。そして、わたしにとっては、3つ。
そう、快食、快眠、快便。食べ物が美味しく食べれたら、本当に幸せです。良く眠れて、朝、壮快に目を覚ますとこれまたとっても幸せ。そして、申すまでもありません。気持ちよく排尿と排便ができると、サイコーの気分になります(笑)。
この3つがわたしの快だ。この3つさえあれば、大丈夫。そして、これらは基本中の基本だからこそ、非常に満たすのが難しいだろう。そう、思い至ったのでした。
たとえば、快眠ひとつをとってもそうです。心配事で頭をいっぱいにすると、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くなり、こころも体も休まりません。寝室がごちゃごちゃしていると心地悪いものです。あるいは、ずっと一緒に寝ていた愛するひとを失くしたりすると、ベッドの広さが辛くなり目を覚ますたびに辛くなります。または、寝る前に食べ過ぎたりすると、悪夢を見たりします。
眠りひとつとっても、こころと体が安らかである必要があり、それは、食べることにも排便にも同じことが言えます。この3つの快を自分に与えるため、いろいろな条件を自分にそろえてあげなくてはいけないな〜、と改めて思いました。
以前わたしは、外から一見すると満たされているような、よくひとにうらやましがられる生活をしていました。自由があったのです。それを支える経済力と法的立場とほかの諸条件がそろっていました。好きなときに好きなところに行き、好きなことをして生活していました。多くの人がわたしを羨ましいと言いました。けれど、わたしは自分ではそうは思っていませんでした。そして、ある朝気付いたのです。
「このごろ、こころから水を美味しい、と感じて飲んだことがない」
思い出しました。子供の頃、家の井戸水をごくごくお風呂上がりに飲んで美味しかったこと。中学校の運動場の水飲み場で、走り回ってからからに乾いた喉を潤したくて、先を争って蛇口に口をつけて飲んだときのこと。そのときの、真っ黒に焼けた友人たちの笑顔、水しぶき。そして、こころから「あ〜美味しい!」と思ったことを。
わたしは、NYの日当りのよい、公園の前の、広くて快適なアパートの、大きなベッドの上でため息をつきました。あんなふうに水を味わいたい・・・・。
なぜ、わたしがそのとき、水を美味しいと感じることができなかったかには、いろいろな理由がありますが、ここでは長くなるので書きません。ただ、わたしにとって満たされることとは、お金や地位や法的あるいは知的特権や、条件のよいアパートではなかったとうことです。そして、それが、水が美味しく感じられていない、ということに気付いたと同時に分かったのでした。その後、生活を大きく変えました。自分にとって大切だったダンスをもっと大切にし、精神科医のダイアンの門をたたき自分を振り返り、別れも経験しました。解放への一歩を踏み出したのです。
それからずっと、水を飲むときよく自分に聞きます。
「水、おいしい?」
ひとによってなにによって満たされるかというのは違うと思います。そして、そのバロメーターも違うでしょう。牡牛座の影響を強く持った人は、地位やお金は大切です。もちろん、それらを裏付ける精神性を見失ったり、モノやお金に振り回されることは望ましくありません。でも、それらが大切なら大切にした方が好いと思います。しかしそうでないひともいます。わたしのように、水や睡眠が大切な人間もいます。自分にとって、なにが大切で、なにを満たしたいか、この満月は耳を澄ませば、おしえてくれるでしょう。
もうすぐ目的地に着きます。外は、緑でいっぱい。東京ではお目にかかれない古いディーゼルエンジン電車が反対線路に停まっています。現世的な欲望を満たすため、今日は冒険しています。もし、このあこがれの地に住むことができたら・・・と家を見に行くのです。それをすると生活が大きく変わるので、すぐにやるかどうかは定かではありません。ただ、自分の気持ちや不動産市場や土地の空気を確かめるため、やってきました。そして夜は、蠍座の上昇星を持った友人が(牡牛座を照らしているのは、蠍座の太陽。この二つの共通点が、欲望。)仕事で野菜を沢山もらったので料理しに行ってあげる、と言ってくれ、二人で今夜はゆっくり過ごします。食事の快楽も、牡牛座(胃袋が4つあって、ず〜っと噛み返しをしながら食べているのは、牛)なので、ぴったりです。
みなさんは今夜の月明かりの下に、どんな自分の快と欲望を見るでしょうか。
makoutaさん、今晩は。
お元気ですか。お久し振りです、うさです。
ずっとずっと拝読しています。
千葉は如何でしたか?素敵でしたか?
この間、丸みを帯びていく月を眺めながら、makoutaさんを
思い浮かべました。
昨夜大阪は雨で満月は見られず、
今夜も雲が厚く、月は隠れたまま。
でもmakoutaさんはお元気かなと思っています :)
この秋はいつにも増して重苦しい秋です。
己の快、欲望をもっと考えて自分を見つめ直す必要に迫られています。それもこの満月の影響でしょうか?
(私も最近、バースチャートを作ってみました。
眺めるだけでなんだか面白いですね。)
素敵な深まりゆく秋をお過ごし下さい。
心をこめて。うさより
Posted by: うさ | 11/02/2009 at 19:09
うささん
コメントありがとうございます。
お久しぶりです。
お元気でいらっしゃいましたか。
わたしは相変わらずです。
そう、千葉は素晴らしかったです!
もう、あの家に引っ越してあそこにトマトを植えて、こっちにはバジルを植えて、こっちは花で・・と妄想の世界に入っています(笑)
わたしも、今日ちょうど自分のバースチャートを読み直したところで、ふんふん、と納得したりしてました。
いいですよね。
急激に寒くなりました。
インフルエンザもはやっています。
体にお気をつけてお過ごしください。
until next time...
with love,
makouta
Posted by: makouta | 11/03/2009 at 00:28